2022年09月15日

爪が緑色に…。これって何?原因や対処法、予防法についてご紹介

気づいたら爪が緑色になっている経験がある方も、多いのではないでしょうか。爪が緑色になる状態を「グリーンネイル」といい、適切な処置をしないと悪化してしまいます。

そこで今回は、グリーンネイルの原因や対処法・予防法についてご紹介します。爪を傷める心配なくネイルを楽しみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

緑色の爪の正体は「グリーンネイル」

爪の色が、緑に変色する状態のことを、グリーンネイルといいます。これは、緑膿菌が爪や爪のすき間で繁殖することで起こります。爪にできるカビだと思われがちですが、カビではありません。

初期症状は見た目が緑色になるだけで、そこまで心配する必要はありません。しかし放置していると、次第にニオイがきつくなったり、黒に近い緑へと変色したりします。

緑色の爪「グリーンネイル」は伝染するの?

グリーンネイルが、人から人に伝染することは、ほぼありません。ただし不衛生で湿気の高い環境にあれば、菌が繁殖する恐れがあるため、爪周りを清潔に保つことが大切です。

緑色の爪「グリーンネイル」になってしまう原因

ここからは、グリーンネイルになる原因についてご紹介します。原因を知ることで、適切な対処法や予防法を講じることが可能になります。

爪のお手入れ不足

グリーンネイルのもととなる緑膿菌は、湿気の高い環境で繁殖します。したがって、爪先が不衛生であれば、変色を引き起こす原因となります。

とくにネイルを塗っている方は、時間の経過とともにネイルが浮いてくると、ネイルと爪のすき間に、湿気が溜まりやすくなります。ネイルのつけ替えや爪のお手入れを怠っていれば、このすき間で、菌が繁殖してしまいます。

また、湿気の高い梅雨の時期や手汗をかきやすい方などは、念入りに爪先をきれいに保つことが重要です。

爪の病気によるもの

ネイルをしない方や、普段から爪を清潔に保っている方でも、グリーンネイルが生じることはあります。この場合は、爪になんらかの疾患があることが考えられます。爪カンジダ症などにかかっている方などは、菌が繁殖しやすいといえます。また、免疫の弱い高齢者なども、発症しやすい傾向にあります。

緑色の爪「グリーンネイル」の対処法

実際自分の爪が緑色になってしまったら、どのようにすればよいのでしょうか?ここからは、グリーンネイルになったときの対処法についてご説明します。

削ってはダメ!皮膚科を受診しよう

グリーンネイルを見つけたら、放置せずに、すぐに病院に行きましょう。症状を放っておくと、範囲が広がったり程度がひどくなったりする可能性があります。このとき、ネイルをしている方は、オフしてきれいに洗い流してから受診しましょう。

注意点としては、オフの際に爪を削りすぎないことです。変色した部分まで無理やり削ろうとすると、爪を余計に傷つけてしまいます。やさしく丁寧に、ネイル部分のみを取り除くようにしましょう。

また、症状が改善するまで、次のネイルを塗らないことが大切です。緑色を目立たなくするために上からネイルを塗ってしまうと、症状が悪化する可能性があります。ここは我慢して、完治したら思いっきりネイルを楽しんでくださいね。

薬を塗って患部を乾燥させる

通常病院にかかったら、患部をしっかり乾かしたうえで、緑になった爪の表面を削り取ってもらいます。患部を削る作業は、絶対に自分では行わないでください。また、塗り薬を渡されたら、それを丁寧に爪に塗っていきます。

新たに爪が伸びてきてきれいに生え変わったら、治療は終了です。治療期間は一般的に半月ほどで、この間はネイルをお休みしましょう。

幹部を清潔に保つ

治療期間中は、とくに爪先が不衛生にならないようにお手入れを徹底することをオススメします。手洗いの際には、爪の間まで丁寧にアプローチしましょう。洗った後は、清潔なタオルなどでしっかり乾燥させることもポイントです。

緑色の爪「グリーンネイル」を予防する方法

深刻な病気ではありませんが、爪の変色はなるべく避けたいですよね。ここでは、グリーンネイルにならないために心がけたいことについて解説します。

ネイルは定期的につけ替える

ネイルを定期的にオフしてつけ替えることは、爪を清潔に保つために重要です。ネイルを長期間放っておくと、次第に浮いてきて、爪とネイルの間に菌が繁殖しやすくなるからです。目安として、ジェルネイルであれば3~4週間でつけ替えるのがオススメです。

生活習慣を整える

免疫力を高めるために、普段から健康的な生活を心がけることも大切です。バランスのとれた食生活や睡眠時間の確保など、できるところから普段の生活を見直してみることをオススメします。

サロンでネイルケアしてもらう

グリーンネイルは、爪のお手入れが不十分である場合に発症しやすい傾向にあります。爪を健康的に保つためには、丁寧なネイルケアが欠かせません。ネイルケアはセルフでも行えますが、健やかな爪をキープするためには、サロンでプロの施術を受けることをオススメします。

サロンを利用することで、高レベルなネイルケアを受けられるだけでなく、ご自宅でのケア方法などについてのアドバイスももらえます。

まとめ

今回は爪が緑色になる原因や対処法・予防法についてご紹介してきましたが、いかがでしたか。日常生活を見直してネイルケアを丁寧に行うことで、グリーンネイルを防止することは可能です。

しかし、ご自宅でのセルフケアだけでは、健やかな爪を保つのが難しいのも事実です。適切な方法でネイルケアをして爪を強くしたい方は、ネイルサロンでプロに任せてみてはいかがでしょうか。

「Nail & Beauty Kanoa」では、アットホームなプライベート空間の中で施術を行います。丁寧なカウンセリングを通してお客様に合ったネイルデザインをご提案しており、多くのお客様からご好評をいただいています。

また当店では、爪を傷つけない「パラジェル」を採用しています。爪を健やかに保ちながらネイルを楽しみたい方は、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。